
私たちは2002年より、ミャンマーのエーヤワディ管区マウビン地区及びニャウンドン地区で「飲料用井戸」「電灯」「学用品」を贈る活動を続けています。住民1000名を目処に1か所の「井戸と発電機」の設備を設置し、2018年3月で100ヶ所に達しました。また、住民の1/3程度が初期教育(5年)の学齢期の子供ですが、子供たちに学用品を届けています。
活動地域はヤンゴンから車で2時間ほど南西へ行ったところにあり、雨期には家々が増水した河川の水のなかで孤立し船が移動手段になるようなところですが、「飲料水」には恵まれていません。
村の人たちは、河川水を大きな水がめに汲んで静置した上澄みを煮炊きや飲料水にしており、生活排水や汚水との区別もありません。乳児の罹患率も高く、死に至ることもまれではないのです。
しかし、深井戸を掘れば汚染されていな清浄な飲料水を得ることができます。私たちはこの深井戸を掘って清浄な水を村人へ届けています。
また、近隣の小学校の児童に学用品を贈る活動もしています。2006年からは村人の要請により井戸ポンプに発電機を付加することで、夕方から夜9時半まで村に灯りを届けることも始めました。街灯の下で勉強をする子供の「高等教育への夢」が叶えばと願っています。
完成した井戸の水質は、ミャンマー衛生省の検査を受け「飲料適」とされています。